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子供がスポーツを「続けたくない」と言ったときに親がすべき対応とは?理由別アドバイス

ジュニアスポーツを頑張ってきた我が子から、突然「もうスポーツを続けたくない」「辞めたい」と言われたら、親として戸惑いや不安を感じることでしょう。

この記事では、子供がスポーツを続けたくない理由の見極め方と、親としての適切な対応について、実際の事例や心理面も踏まえて解説します。




子供が「続けたくない」と言うのは成長のサインでもある

まず、子供が「やめたい」と口にしたとき、それは悪いことではありません。
心や体の変化に気づき、自分なりの意思を伝えられるようになったという点で、大切な成長の一環といえます。

とはいえ、すぐに辞めさせるのも、無理に続けさせるのも避けたいところ。大事なのは、辞めたい本当の理由を理解し、子供の気持ちに寄り添うことです。

スポーツを「やめたい」と言う主な理由

子供がスポーツをやめたがる理由はさまざまです。主な理由を以下にまとめました。

1. 肉体的・精神的な疲労

練習や試合がハードで、心身ともに疲れている可能性があります。特に小学生〜中学生は、成長期の体への負荷も大きいため、オーバーワークには注意が必要です。

2. 指導者やチームとの関係

コーチや監督との相性、またはチーム内の人間関係がストレスになっていることもあります。
「怖いコーチ」「仲間とうまくいかない」など、本人が言いにくい理由もあるため、丁寧に聞き出す姿勢が重要です。

3. 他の興味や趣味が出てきた

年齢とともに関心が広がり、「他のスポーツや習い事に挑戦したい」「もっと遊びたい」と思うのも自然なこと。
興味の変化は悪いことではなく、前向きな成長の現れです。

4. 成績が伸びずに自信を失っている

周囲と比べて結果が出ない、褒められないなどからモチベーションが下がっていることもあります。
努力が報われないと感じているかもしれません。

親がすべき3つの対応ポイント

1. 頭ごなしに否定しない

「せっかく続けてきたのに」「途中で投げ出すのはダメ」など、否定的な言葉は控えましょう。
まずは「そう思った理由を聞かせてくれる?」と優しく寄り添う姿勢が大切です。

2. 一度立ち止まって一緒に考える

感情的に判断せず、一度休ませる・数週間様子を見るといった「保留期間」を設けるのも有効です。その間に気持ちが変わることもあります。

3. 辞めること=失敗ではないと伝える

「辞めてもいいよ」「その経験は無駄じゃないよ」と、過去の努力を肯定してあげることが、次の挑戦への原動力になります。

子供の自己決定を尊重しつつ、未来への視野を持たせよう

スポーツを辞める選択をしたとしても、他の道でまた輝ける可能性は十分あります
今後も何かに打ち込むとき、「続けるのもやめるのも自分で選べる」と感じられることが、子供の主体性を育てるのです。

親としては、「子供が幸せに成長するには何が必要か」を軸にサポートしていきましょう。



まとめ:辞めたい=甘えとは限らない

  • 子供がスポーツを「続けたくない」と言うのは成長の一部
  • 理由を丁寧に聞き出すことが第一歩
  • 無理に続けさせず、選択肢を一緒に考える
  • 辞めてもいい、という安心感が子供の次のステップに繋がる

「やめたい」と言われたときこそ、親の接し方が子供の未来を左右します。子供の声に耳を傾け、前向きな選択ができるよう寄り添ってあげてください。



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