
サッカーで多いケガの種類と成長期に気をつけたい予防・対処法
成長期の子どもに多いサッカーのケガとは?オスグッドや足首のねんざ、肉離れなど具体例を挙げながら、予防法・応急処置・治療法までわかりやすく解説します。
サッカーに多いケガとは?
サッカーは走る・止まる・蹴る・ぶつかるといった動作を繰り返すスポーツであり、さまざまなケガのリスクがあります。特に成長期の子どもは、骨や筋肉が未発達なため、特有の症状が出やすくなります。
よくあるケガの種類
- 足首の捻挫:急な切り返しや接触プレーで多発
- 膝の靱帯損傷(ACL):ジャンプ着地や急な方向転換時に起こる
- 太ももの肉離れ:無理なダッシュやストップ動作で起こる
- 打撲:ボールや相手との接触
成長期に多い特有のケガ
子ども特有の骨や軟骨に関係するケガもあります。
オスグッド・シュラッター病
ジャンプやダッシュが多い選手に発症。膝下の骨が出っ張り、押すと痛むのが特徴です。
シーバー病(踵骨骨端症)
かかとの痛み。成長期の踵の骨が引っ張られることで炎症が起きます。
成長期の腰痛(腰椎分離症)
過度な反り動作やジャンプで、腰の骨にストレスがたまり発症。初期での対応が重要。
予防方法:毎日の積み重ねが大切
- 適切なウォーミングアップとクールダウン(動的・静的ストレッチ)
- 柔軟性と筋力バランスの強化(特に体幹と股関節)
- 練習量の管理(オーバーユースを避ける)
- 正しいフォーム指導(蹴る・走る・止まるの基本)
- 十分な栄養・睡眠も忘れずに
成長期サッカー少年のセルフチェックリスト
下記の項目に1つでも当てはまる場合、オーバーユース(使いすぎ)やケガのリスクが高まっている可能性があります。
チェック項目 | はい / いいえ |
---|---|
膝やかかとに痛みがある | □ はい □ いいえ |
朝起きた時に足腰がこわばっている | □ はい □ いいえ |
練習後のストレッチをしていない | □ はい □ いいえ |
ジャンプやダッシュ時に痛みがある | □ はい □ いいえ |
以前と比べて動きが鈍くなったと感じる | □ はい □ いいえ |
週4日以上、休みなくプレーしている | □ はい □ いいえ |
3項目以上「はい」がある場合:ケガのリスクが高いため、早めに休養・医療機関への相談を検討してください。気になる場合は3項目でなくても検討してください。
ケガをしてしまったら?対処と応急処置
RICE処置を基本に
- Rest(安静)
- Ice(冷却)
- Compression(圧迫)
- Elevation(挙上)
応急処置の後は必ず医療機関を受診しましょう。
治療方法と復帰までの流れ
ケガの程度によって異なりますが、整形外科での診断後、
- 物理療法(電気・温熱)
- リハビリ(ストレッチ・筋トレ)
- 鍼灸・整体(補助的な治療として)
再発予防のためにも、痛みが引いた後も数週間は慎重に復帰を検討しましょう。
サッカー少年におすすめのサポーター
ケガの予防や再発防止のために、信頼性のあるサポーターを使用するのも効果的です。
-
ザムスト(ZAMST) JK-1 膝サポーター(オスグッド対策)
膝下の衝撃を軽減し、ジャンプやダッシュ時の負担を軽くします。 -
ファイテン 足首サポーター かんたん装着タイプ
足首のねんざ予防に最適。軽量で子どもでもつけやすい設計。 -
ザムスト(ZAMST) IW-1 アイシング用ラップ
怪我後のアイシングに便利な、繰り返し使えるラップタイプ。
まとめ:ケガは予防と早期対応がカギ
サッカーは楽しく情熱を注げるスポーツですが、成長期には特有のリスクもあります。日々のケアや指導者・保護者の理解が、子どもたちの健康な成長を支える重要なポイントになります。