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【成長痛とは?】子供が夜泣きや足の痛みを訴える理由と対処法を解説!

「夜になると足が痛いと泣くんです…」「昼間は元気なのに、寝る前になると痛がる」

このような悩みを持つパパママの声、実は少なくありません。小学生を中心に見られる“成長痛”が原因のことが多いのです。

この記事では、成長痛の特徴、起こりやすい年齢、自宅でできる対処法、そして受診の目安まで詳しく解説します。





成長痛とは?

成長痛とは、明確なケガや病気ではないのに足の痛みを訴える症状のこと。医学的には「非特異的な四肢痛」とも呼ばれ、主に3歳~12歳の子供に起こります。

✅ よくある特徴

  • 夕方〜夜間、または就寝中に足が痛くなる
  • 翌朝にはケロッとしている
  • 日中は走り回って元気
  • 痛む場所がはっきりしない(膝のまわり、すね、ふくらはぎなど)

成長によって骨が伸びるスピードと、筋肉や腱の発達のバランスが取れない時期に、痛みとして現れると考えられています。


どのくらいの子に起きる?

成長痛は5人に1人の割合で経験するとされ、特に活発に動く子スポーツをしている子に多く見られます。

男の子・女の子問わず起こりますが、夜間に親を呼んで泣くというパターンは低学年の子に多い傾向です。


成長痛の見分け方:注意すべきサイン

成長痛であればそれほど心配はいりませんが、病気やケガのサインを見逃さないことも大切です。

❌ 病院の受診が必要な場合

  • 腫れている・熱を持っている
  • 片足だけを強く痛がる
  • 歩けない・足を引きずる
  • 昼間もずっと痛がる
  • 発熱や元気がない

このような場合は、整形外科小児科の受診をおすすめします。


自宅でできる対処法

成長痛には、特別な治療は必要ありません。安心感とケアが一番の対処法です。また、筋肉の柔軟性が落ちていたり、体の使い方によって痛みを助長している場合もあるので、ストレッチや体の使い方を学ぶことも良いとされています。

👐 マッサージ・さすり

子どもが痛がる場所を、やさしく手のひらでさすってあげましょう。筋肉がリラックスし、安心することで痛みが和らぐことがあります。

🛁 温める

足を温めることで血行がよくなり、筋肉の緊張がほぐれます。
お風呂でしっかり温めたり、タオルを巻いた湯たんぽなどを使うのも◎

🧘‍♂️ ストレッチ

オスグットなどの膝の痛みの場合は、寝る前にふくらはぎや太もものストレッチを取り入れるのも効果的です。激しいものではなく、気持ちいいと感じる程度でOK。

💬 声かけ

「大丈夫だよ」「よく頑張っているね」といった安心できる言葉が、不安や痛みを和らげます。


成長痛はいつまで続く?

多くの場合は数ヶ月〜1年ほどで落ち着きます。成長の過程で一時的に起こるものなので、長期的な治療は不要です。

ただし、再発しやすいのも特徴なので、痛みが出るたびに「また成長している証拠」と考え、優しく見守りましょう。




まとめ:焦らず、しっかりケアを

成長痛はほとんどの場合、深刻な病気ではなく成長の一環として自然に起こるものです。

子どもが痛がって泣くと不安になりますが、親のやさしい手当てと安心感が何よりの薬になります。

それでも気になる症状がある場合や長引く場合は、迷わず医療機関に相談してくださいね。


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